バイク板金はなぜ難しいのか?

バイクの板金は、自動車板金とは勝手が違います。
理由は簡単で、バイクの外装は曲線や複雑な形状が多く、塗装面積も限られているため、ごまかしが効かないからです。

タンクやカウルは少しの色ムラや段差でもすぐに分かってしまいます。
特にツヤ感や色の深みは、バイク乗りにとって愛着の象徴ですから、妥協はできません。

作業はまず、傷や凹みの修正から。
バイクは金属だけでなく樹脂パーツも多いため、素材ごとの適切な修理方法を選びます。

金属部分は板金作業で整形し、樹脂パーツは専用の充填剤と熱加工で形を整えることが多いです。

その後、パテ処理で表面を滑らかにし、下地処理を行います。この下地処理がとても重要で、塗料の密着性と仕上がりの発色に直結します。

塗装は、元の色に忠実な調色が必要です。
バイクはカスタムペイントや限定カラーが多く、既製の色では合わないこともしばしば。

経験をもとに微妙な色味を調整し、何度もテストスプレーを重ねて理想の色を作ります。
最後はクリアコートで表面を保護し、ツヤと深みを出します。バイクの場合、このクリア層の美しさが全体の印象を大きく左右します。

当店では、自動車とバイク両方の板金塗装に対応できる職人が作業します。

バイク板金を行っている店舗は少ないため、「他店で断られたけど直してもらえた」という声もいただきます。

和歌山市でバイク板金を行いたい方はお気軽にお問い合わせください。